デザイナーズギルド展@ファッション&テキスタイルミュージアム


ファッション&テキスタイルミュージアムで開催中のデザイナーズギルド展に行ってきました。実はファンの私、これは見逃せません!


デザイナーズギルドのウェブサイト(英語) はこちら



イギリスらしく移り変わりが多く淀んだ空に、コロナウィルスの気配など、何だか沈んだ気分になってしまいますが、その色と柄で元気がもらえる展示会でした。その様子を少しご紹介します。



(道路標識へのいたずら?が面白くていいなぁと思うのは私だけ??)




デザイナーズギルド(Designers Guild)は、1970年にトリシア&ロビン ギルド夫妻が始めたファブリックと壁紙の会社です。トリシアギルドにより選ばれた明るく斬新な色使い、イギリスらしい植物柄や花柄を繊細かつコンテンポラリーに表現し直したデザインが特徴的です。



見れば一目で“デザイナーズギルド”だとわかる程のユニークなデザインで、今では80か国に展開する大人気のブランドです。




上の写真は今年2020年の新作デザイン。展示会の最後にあったセッティングです。

20世紀のガーデンデザインや自然の植物からインスピレーションを得て作られたこのデザインは、デジタルプリントで作られているそうです。家の中にガーデンが生まれたようで明るくなりますね。





今年で創立50年、未だにファウンダーのトリシアギルドは現役で、インハウスデザインチームと共に新しいデザインを生み出し続けています。



展示会は、その50年の歩みの紹介から始まります。下の写真左側に移っているのが、トリシアギルドご本人。






それまでのイギリスらしい柄(イギリス人曰く”おばあちゃんの家の壁紙のような花柄”?)から線を変え、色を変え、斬新なデザインになったファブリックや壁紙。ここでは、50年の歴史をテーマ毎のセッティングで表現しています。




Flower Power、花の力、というテーマのセッティング。躍動感溢れる花々の生命力を感じます。

大胆な柄だけど、私だったら寝室に使ってみたいかな。



左側に何気なく置かれたクッションも、同柄のファブリックでできています。











bold & brave 大胆さと勇敢さ、というテーマのセッティング。


デザイナーズギルドというと装飾性のある柄やパターンのイメージですが、1990年代にこのような無地でも様々な色や質感のファブリックがコレクションに加わりました。柄はなくても、この色使いと力強さは、やはりデザイナーズギルドならではだと感じます。


個人的には、左側のアームチェアのアームの形、くねくねとしたところが気になります。




Indian Summer インディアンサマー


トリシアギルドは頻繁にインドを訪ね、そこで出会ったテキスタイルや刺繍の制作過程に多くのインスピレーションを得ました。ここではファブリックを用いて、彼女が感じたインドの夏の様子が表現されています。太陽、光の強さが織り成す影、景色が大胆な色使いと柄で表現されています。寒い2月のロンドンからでも、インドの強い日差しが感じられるようなセッティングです。






デザイナーズギルドらしい大胆な花柄が、控えめなベースの色と共に上品にまとまっているのが素敵です。





デザイナーズギルドの色とパターンが、ミッドセンチュリー家具と見事に融合したセッティング。

ベースの緑色と木の質感の組み合わせで、モダンながら自然を感じさせます。





イスのファブリック使いも面白いですね。ペアのアームチェアで違う生地が張ってありますが、クッションに同じ生地を使うことでつながりが出ます。左側のアームチェアはアーム外側が違うファブリックなのもユニークでいいですね。







上の階に行くと、今度はデザイナーズギルドのファブリックの紹介があります。こちらはシルク。

いつの時代でも、洗練された上品さを感じさせる素材です。


シルクという伝統的な素材に大柄のパターンを取り入れてコンテンポラリーの仕上げた、デザイナーズギルドを代表するデザイン。





次は、ジャガードとベルベッドたち。


ジャガードとは模様が織り込まれたファブリックです。立体感があり、エレガントな雰囲気がありますね。トリシアギルドが得た様々なインスピレーションがパターンになっています。それは思いをパターンにしたものだったり、旅先での出会いだったり、古いファブリックから、、、などなど。


ファブリックを見るとついつい触れたくなるのが職業病なのですが、これはディスプレイ。思わず伸びる手を引っ込めます。笑






そろそろデザイナーズギルドワールド満載でお腹いっぱいになったところで、ギャラリー横の部屋に行くと、、



こんな休憩?スペースがあります。

もちろんデザイナーズギルドの壁紙に、ファブリック達が張られたソファとアームチェア。クッションもデザイナーズギルドのファブリックでできています。




サンプルブックたちもあるので、実際に触って、いろいろな色も見られます。ショールームみたいですね!



このままデザイナーズギルドのショールームに足を延ばして、もっといろいろな生地を見たくなりました。



デザイナーズギルドのロンドンのショールームは、キングスロードとメリルボーンの2か所。キングスロードの方はインテリアショールームやショップが連なるエリアの一角にあり、私も前を通るたびに立ち寄ります。素敵なディスプレイも見ていて楽しい、デザイナーズギルドの世界観がいっぱいのショールームです。




デザイナーズギルドのデザインは、イギリスらしい伝統的な柄を斬新な色使いとバターンで表現し直した素晴らしいデザインで大好きです。あの小さな展示ブースで、個性豊かなセッティング達が作られていて、様々な場所に旅した気分になってしまいます。


そんな生地でカーテンを作ったり、アームチェアを張り替えたり、クッションを足すだけでも、きっとお部屋がフレッシュな雰囲気になるような気がします。


少しずつ日が伸びてきていますね。

春に向けて、模様替えしたくなる展示でした。

例えファブリックやインテリアに興味がなくても、皆が楽しめる展示会でおすすめです!




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