インテリアはコラボでより素晴らしくなる!


さて、日本で参加させて頂いたBIIDのイベントの中で、11月2日のHouzz東京本社で行われたイベントの様子をご紹介したいと思います。

私も手伝いとして、他の日本人メンバーの皆様と共に参加させて頂きましたが、Houzzの皆様のご協力もあり、すばらしいイベントになりました。ありがとうございました。


テーマは「インテリアと建築の協業」です。

協業って聞くと何だか難しそうですが、要するにコラボしてより良い完成形を目指しましょう!ということなのです。

インテリアと建築は、本当はとても近くあるべきですし、イギリスではインテリアデザイナーと建築家がコラボして多くの素晴らしいプロジェクトが進んでいるのが普通です。

でも、日本ではなかなかそれが進んでいないように思うときがあります。

私もずっと前になりますが、日本でインテリアコーディネーターをしていました。

新築住宅のインテリアを担当しており、多くのお客様にお会いしました。

多くはプロジェクトの途中、間取りが決まった後から入ります。お客様は「家族みんなで座れるように、5人がけの大きなソファが置きたいの」など、夢のマイホームへの大きな期待で一杯です。

でも、間取りを見ると大きなソファを置くと、大変なことになりそうなリビングサイズだったりし、その割には隣接するたまに使う客間がとても大きかったりします。

なるべく夢を叶えてあげたいけれど…、その段階では難しいことも多いのです。

もっと早くから「どんな部屋にどう住みたいか」というインテリアのコンセプトが明確になっていれば…と何度も思ったものです。(それもあり、私自身はコンセプトから考えるインテリアデザインを勉強し直すことになったのです)

というわけで、このテーマは個人的にもとても興味津々です!

特にロンドンで働くようになってからは、それが普通に行われクライエントの満足度の高いインテリアが実現している様子を見て、改めて「インテリアと建築のコラボの重要性」を実感したのです。


(写真左より、グレゴリー氏、スージー氏、Houzz代表取締役社長:加藤氏、澤山氏、尾越氏)

イベントでは、BIID日本人メンバーの会代表の澤山乃莉子氏による、イギリスのインテリアデザイン事情、そして一級建築士でもある尾越竜子氏の経験談より、建築家としてのキャリアを確立された尾越氏がロンドンでインテリアを改めて学び、どのような新しい視点を得たかというお話が、たくさんのスライドと共に詳細されました。

その後、来日中のBIIDトップデザイナー、グレゴリー・フィリップス氏と、スージー・ロムフォルド氏より「建築とインテリアとのコラボ」により実現したイギリスの素晴らしいプロジェクトの数々をご紹介頂きました。


グレゴリー氏は建築家でもあり、そのディテールの凝ったデザインは、日本人の心に特に響くものです。

http://www.gregoryphillips.com


またスージー氏は元ファッション業界にいらっしゃったのが納得できる繊細かつ上品な色柄使いで、その空間に身を置けば、空間というドレスを身に纏っているように感じられそうです。(このスーツもご自身で作られたのだそうです)

スージー氏ウェブサイト http://tessuto.co.uk

このイベントがプロ向けで、大半の方が建築家かインテリアコーディネーターの方だったので、質疑応答の際もプロならではの話でとても盛り上がりました。中には「イギリスでは昔からインテリアと建築は協業していたのか?」という質問も。私もすっかりそうだと思っていました。

スージー氏曰く、「ノー」。正直、驚きました。

イギリスで、建築とインテリアのコラボが多く始まったのは、だいたい20年前程前からだと言うのです。インテリアの内容が複雑になったため専門性が必要になり、自然と細分化して協業するようになったこと、インターネットの発達によりクライエントが様々な素晴らしいデザインに触れるようになったことで、さらに建築とインテリアそれぞれがコラボして素晴らしいプロジェクトを作るようになった、という背景があったようです。

日本でも、2これからもっとインテリアと建築のコラボが一般的になり、20年後にはイギリスのようにコンセプトから考える家作りが一般的になるといいですね。

素晴らしいイベントに参加できて、とても嬉しく思いました。

最後になってしまうのですが、今回のイベント会場になったHouzzは、ウェブサイトで家づくりを考える際にはとても役に立つサイトです。(念のため申し上げますが、宣伝目的では全くなく、あくまで個人的感想ですよー。)


http://www.houzz.jp

私がその存在を知ったのは、カナダのバンクーバーに住んでいた2012年頃でしょうか。当時はキッチン&バスデザインをする会社で働いていて、当時から良く使っていました。


空間(リビング、ダイニング、キッチンなど)とスタイル(モダン、クラシック、エクレクティックなど)などの条件を選ぶとそれに会う施行例写真が出てきます。それらは登録しているプロデザイナーによってアップロードされたものです。

さらに、エリアや金額などの細かい情報も入れると、多くの写真から絞られて自分の条件に近く、より参考になる写真が見つかりやすいのです。(国や都市も選べるので、ロンドン、東京などで見るとお国柄も見れて楽しいです)


気に行ったものがあれば、それらをセーブして、「キッチンアイデア」などとしてフォルダにまとめておけます。保存時にメモもできるので、「このタイルが好き」などと記しておくと、後で見直す際に便利です。


さらに使用されているアイテムにはタグがついている場合があり、どこの商品かもわかります。新しい仕入れ先を探す場合にも使っています。

ウェブ上から写真をアップしているデザイナーに直接質問することもできて、以前働いていた事務所がアップした写真には「このタイルの目地は何色?」なんて質問まで来たりしていました。

家作りを考える際には、ぜひおススメのサイトです!

皆様もぜひご覧下さいね〜!

#英国インテリアデザイン協会

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