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妊婦、卒業します!
予定日の12月31日までもうすぐ。
いつ産気づくかわからないけれど、未だにその気配はありません。。
予定日には病院で薬で分娩を起こすそうです。
どうか無事に産まれてきますように。。
そして親になる私!
未だにピンと来ていません。。
違う生き物になるみたいなんですが。。なるのかな。。
不惑の40を過ぎて、同級生の中には20年前からしてる人だっているのに、
私は不思議な感覚で大丈夫かなぁ。
未だに信じられない気分です。
妊婦になるのは、長年の夢でした。
絶対に子供は欲しいと思っていて、それなりにそこに向かって生きてきたつもりでした。
でも手が届きそうで届かず、
ここ数年は不妊治療に挑むも上手くいかず、
夢が壊れていくような絶望的な時期を過ごしたこともありました。
私は今年の春に40歳になりました。
それまでに子供を持つのが目標でした。 でも、叶わずにバースデーを迎えてしまった時はかなり苦しく思いました。
でも、“40代は絶対パワフルな年代にするぞ!”、と開き直ったのでした。
そんな矢先に妊婦になった私。
“まさか自分が妊婦になるなんて?!”
努力していたのに起こらないと思っていました。変な話です。
期待して叶わないとショックが大きいので、精神的な自己防衛でした。
諦める前に、”できることは全てして納得したい!“ と思っていたのでした。
ちょうど1年前の私はこんな状態。
とても苦しい時期ではありましたが、
その中で多くの方から頂いた温かい励ましが、深く心に染み入りました。
実は不妊について触れるのはかなり躊躇してしまいます。確かに個人的でデリケートな話です。
でも、苦しい気持ちをシェアできる人と話せた時、実は自分は孤独に悩んでいたと気づきました。状況は何も変わらなくても、それだけで気持ちはとても楽になりました。
だからベビちゃんが来てくれたなら、その時は私もその経験をシェアしよう、と思ったのでした。
さて最初の検診は、妊娠6週(2カ月)。
心音の確認が第一ステップ。
普通なら妊娠にも気づいていない時期かもしれません。
“ドクッドクッ”という機械を通して大きく聞こえる心音は立派でした。
体長は2.5㎜、米粒サイズ!(←家に帰って思わず測った笑)
こんなに小さいのにもう心臓が動いている~!!
自分に起こった思いがけないミラクルと、
生命の力強さに、とても感動したのでした。
あの人も、この人も、みんなここからスタートしているのね~!
と思うと、全てが愛おしく思えます。
妊婦にはなれましたが、次に来たのは喜びより、実は“不安”でした。
年齢的にも流産率は約30%。
いつ何があるかわからないし、
万が一の時の衝撃を考えたら、その方が怖かったのです。
その不安は安定期に入っても消えませんでした。
コロナで人に会うこともほぼないので、必要最低限の方以外には何も言わずに、何もないかのように過ごしていました。
でも、実家の母は私の妊娠初期から大喜び!
いろんな人に伝え回っていました。
実家の電話に私が出ると(かけてくるのはほぼ母の友人)、
“お嬢さん?!おめでとう~!!!”
とやたら母の友人からお祝いのお言葉を頂戴したのでした。
当時は安定期にも入る前で、止めてほしかったのですが。。
母の一言。
“その時はその時よ”
確かに。。その通りだと納得。
毎回の検診では、“残念ですが、、”と言われる覚悟で臨んでいました。
でも、すくすく育つ赤ちゃんは毎回元気な心音で、私の不安を吹き飛ばしてくれます。
“ママ、元気だから心配いらないよ~!!”と、言われているようです。
安定期もしばらく過ぎて、それでもまだ不安だった頃、ふと思いました。
”産むときだって、生まれてからだって、何が起こるかなんてわからない。
ずっとこうやって不安がってるなんて、
せっかく来てくれた赤ちゃんに失礼じゃないか?!”
それで、遅ればせながらマタニティフォトを撮ったきっかけで、妊娠8ヶ月で公表。
多くの方からお祝いコメント、温かいメッセージ等々を頂けて、とても嬉しかったです。

