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インテリア展示会1 FOCUS

早くもロンドンへ戻って1週間…

戻って早々にロンドンでは、デザインフェスティバルというデザイン関連のイベントが様々なところで、1週間程続きます。その数はなんと約400!なんと世界でも有数のデザインイベントなのです。

http://www.londondesignfestival.com

今回は私も所属している英国インテリアデザイン協会(BIID = British Institute of Interior Design) のメンバーのデコール東京の飯沼朋子さんと展示会視察ツアーを企画したので、そのアテンドでインテリアの見逃せない展示会を回ってきました!

今回はその中の一つのイベントの様子を簡単に紹介しちゃいます。

吹き抜けに伸びるらせん階段がアイコン的なこちらの建物が、その会場なのです!

中央からぶら下がっているのは、タッセル!

このままランプシェードになってしまいそうです。

ロンドン西部のチェルシーというインテリア商材のショールームがひしめく一角にある大きなショールーム、デザインセンター。世界中から選りすぐりの110以上のショールーム、約600のブランドが集まるショールームモール(ショッピングセンター的に言うと?)という感じの場所です。

ファブリックを始め、壁紙が中心ですが、その他トリム、ラグ、照明、タイル、家具、ハードウエア、バスタブ&シャワーに、デザイン書の本屋さんとカフェまで、とにかく見逃せない場所です!日本からインテリア好きのお客様が来たら必ずご案内する場所です。

http://www.dcch.co.uk

ここは常設のショールームで、この期間以外にも私は日常的にファブリックを選びに行ったりするのですが、この期間に合わせて各ブランドの新作発表会やイベントも集中するので、いつにないお祭りモード!

こちらの展示会ではシャンパンやカナッペが出て来るので、ランチの時間も惜んでつまみ歩いてしまうのです。(お行儀悪いけど…)

あまりに多過ぎて、どこから何を見るか迷ってしまうのですが、今回は幸運にもこの中にあるドイツのファブリックブランドZimmer & Rhode(チマー&ロード)の担当の方がドイツからいらっしゃっていて、新作を紹介して頂ける!という有り難いチャンスに恵まれました。

http://www.zimmer-rohde.com/en/zr/homepage/

こちら、ドイツからいらっしゃった担当のマティアスさん。チマー&ロードが150年以上も続くファミリー企業だという歴史からご説明頂きました。ちなみにチマー&ロードは日本にも輸入されています。

各ブランドの傾向や新作のご紹介もして下さり、とてもよい勉強になりました!

チマー&ロードはいろいろなブランドを買収して成長したそうで、ドイツ、イタリア、アメリカ、イギリスのブランドがあります。ブランド毎にじっくりと見ると、生地の色遣いやパターンにお国柄が見える気がしました。

ここのショールームは個人的に大好きでよく行くのですが、今回は新鮮な発見が多かったです。

ショールーム内のファブリックの使用例。

こちらではアポストリー(イス貼地)にファブリックを選ぶのは普通で、アポストリー生地専用のカタログもあります。

アポストリーを習っている私としては、こんなイスのコーディネートやパイピングなどのディティールについ目が行ってしまいます!(それと同時にどうやって張り替えているのかな…とか。誰もいなかったらイスをひっくり返して裏を見たいところです。笑)

ご近所に移ります。

こちらはPorta Romana(ポルタ ロマーナ)のショールーム。日本にも輸入されていますね。

イタリアみたいな名前ですが、実はイギリスのブランドです。(勘違いしていたのは私だけ?笑)

http://portaromana.com

ここでは、コンソールテーブルの展示も多数あるのです。実際に見るとその仕上げの美しさがよくわかります。(この写真はイマイチなのですが…)

イギリスではリビングや玄関にコンソールテーブルが置かれ、その上にはランプが乗り、壁面はミラーかアート、という使い方がとても多いです。

壁面に何もおかずに空けておくということはあまりなく、日本のミニマリズムに慣れていた私は最初は戸惑いました。やはり壁面を使い美しく飾られると、そのスペースにドラマが生まれますよね。何だか和室の床の間のようです。

この日はショールーム内で仕上げの実演をしていました。

テーブルランプの展示たち。色や形が美しく、まるでオブジェのようですね。

シェードのバリエーションもほんの一部で、こちらではシェード用のファブリックを選んで作ることも一般的なのです。端にトリムなどを付けたりもできて、世界でひとつのランプシェードが作れます!

さて、こちらにはまだまだ見所がたくさんなのですが、この日は時間切れでここまでになってしまいました…。

また日を改めて行くので、ご紹介したいと思います。

それにしても、こんな豪華なショールームが日常的に使えるなんて本当に恵まれているなぁ…とつくづく思いました。

デザインウィークの展示会の紹介はまだまだ続きます!

こんにちは!齊藤洋子です。

ロンドン在住のインテリアデザイナーです。

仕事、旅の思い出、海外生活の様子を綴っています。

趣味:

街歩き、お屋敷巡り、歴史探索、インテリア、アート、アンティーク、工芸品を見ること。 

座右の銘:

一期一会、温故知新、七転び八起き

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