ミラノの思い出1
先週4月4日から7日までミラノに行ってきました!

メインの目的はミラノサローネを見にいくためですが、その他にもせっかくミラノに行くので、ファッションの中心地ミラノの「街の空気を感じてこよう!」というのもありました。
この時期のミラノはミラノデザインウィークとして街中のいくつものエリアでデザイン関連のイベントが開催され、見所満載の1週間です。

特に巨大な本会場ではイタリアを中心とした家具や照明のメーカーが揃います。

(これは入口付近の様子。この先が長く長く続きます…)
総出展者数約2000社!多くのサプライヤーのアイテムが一堂に揃い、それらを実際に見て、触り、体感できる貴重な場所なのです。
また多くのイベントを通して、そのブランドやアイテムについての知識と理解を深める場所でもあり、
さらにその中からトレンドを垣間見られたりと、多くの情報とインスピレーションが得られる場所なのです。
ミラノサローネの様子は、いろいろなところからリリースされると思うので、ここではあくまで私個人のミラノの思い出として書こうと思います。
初日の午後に空港に着いて、街歩きから始めました。腹ごしらえと称してまずはジェラートから。(笑)
お天気がよかったこともあり、とっても美味しい〜!写真を撮っていたら溶けてきました。危ない!

数日間に渡り、いろいろなものに出会いました。
多くを見る中で、1月に行ったパリのメゾンエオブジェからの流れを感じるところもありました。
個人的に目に留まったものをご紹介したいと思います。
こちら、異素材、様々な形、異なる仕上げでの組み合わせが素敵だと思いました。
異なるテクスチャーでのレイヤーは、統一感を出しつつも繊細なコントラストが効いて、上品な華やかさが出ると思うのです。
イスの張り替え(アポストリー)を趣味で習っているので、どうしてもイスの張り生地やその組み合わせ方、トリムなどのディテールには目が行きます。
形としては曲線を生かしたもの、部分的(特に背面)の生地を変えているものに目が行きがちでした。
いろんな角度から眺めてしまいます。たまに下からも覗きたくなってしまう私。(笑)





後ろ姿がまるで封筒のようです。開けたくなるのは私だけ?(笑)
色として多く目についたのは、この深い緑色。メゾンエオブジェでも多く見ました。
まるで深い森の中にいるようですね。朱色のようなアクセントカラーによってメリハリの利いた雰囲気に。
都会的なジャングルという感じでしょうか。


マットな質感のゴールドを入れると、洗練された華やかさが出ると思います。
控えめな華やかさ。どことなく日本の美を連想させます。

革の使い方も素晴らしいと思いました。
引き出し前面や内部に革が張られているいるものも多かったです。
引き出しの中身は大切な小物達にとってのHOMEなんですね。
街歩きも楽しみました。
イギリスとは違う佇まいの建物に、ミラノの歴史をもっと学びたいと思いました。普段旅をする時は、最初に歴史が学べるところを訪ねることが多いです。歴史を知ると街の見え方が違うと思うのです。
門を始め、アイロンワークの芸術性がとても高いと思いました。ついつい街歩きの足が止まります。様々なモチーフにはどんな意味があるのか知りたくなりました。

それとガラス。私の大好きなマテリアルです。思わず足を止めてしまったのは、この香水の瓶のせい。
またベネチアとムラノに行きたいなぁ。


最後になりますが、こんなお茶目なイタズラも。

他にも素晴らしいところはたくさんあったのですが、それは次回に続けたいと思います♪
どうぞお楽しみに!