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ワンランク上の上質空間を創る!美スタ講座受講の思い出


今年はコロナで良くも悪くも今までと違う新しい方法に慣れていかないといけませんが、良い方に目を向けると、それはオンラインでの活動が充実した、ということでしょう。


以前より気になっていた“美空間スタイリスト養成講座”のオンライン版がついに始まり、念願叶って受講することができました!今回はその様子をご紹介したいと思います。



1)美空間スタイリスト養成講座って??


美空間スタイリスト養成講座(略:美スタ講座)は、英国流インテリアデザイン塾として

ワンランク上の上質空間を創るノウハウ”を学ぶことができる講座です。(サイトはこちら

“英国流”とは言え、“イギリスで見るようなインテリア”を作るわけではありません。笑 

インテリアを創る“方法”がイギリス流、ということなのです。


余談ですが、日本で生まれ育った私が、ご縁あってロンドンでインテリアデザインを学び、かれこれ7年程ロンドンに住む中で驚いたことと言えば、“人々のインテリアへの情熱”です。“我が家のこだわり”が強く、個性的な、それでいて居心地の良いインテリアです。さすが“家は城”と言われるお国!イギリスのインテリアデザインは、長い歴史に培われ、今も時代の先を走り続けています。インテリアの先進国ですね。

イギリスに住んだことがきっかけでインテリアに興味を持ち、日本でも素敵なインテリアを創りたい!という方に良く出会います。でも単にイギリスで家具を買って日本に持って帰っても、素敵にするのは簡単ではありません。住宅事情も違いますし。


実は素敵に見せるにはセオリーがあるのです。

セオリーとは、インテリアの創り方の本質とコツ、です。

セオリーを知った上で、自分なりのインテリアにする。


言わば、美スタはその“イギリス流インテリアの創り方のコツ”を学ぶ講座です。

それが日本語で、しかも今はオンラインで受講できるなんて、嬉しいですね!


主宰はインテリアデザイナーの飯沼朋子さんです。

英国でインテリアデザインを学び、そのセオリーを生かし、日本で多くの素敵な洋風インテリアを実現させていらっしゃいます。また英国インテリアデザイン協会(BIID)の上級会員でもあり、年に数回英国を訪れていらっしゃいます。


2)私が美スタを受講したきっかけ


イギリスでインテリアデザイナーをしている私が、なぜ美スタ講座に出会ったのか??


私自身も時々“インテリア講座”のリクエストを受ける機会がありますが、1対1で現場に即した話ができるお客様の家のデザインと違い、講座として事情の違う複数の方に教えるとなるとかなり違う話です。何かいい方法はないかと思っていました。


私が美スタ講座を知る前に、主宰の飯沼さんとは英国インテリアデザイン協会(BIID)の関係で知り合い、日本やロンドンでよくお会いしていました。


それもあり、また美スタ講座の評判は以前より聞いていたのもあり、”美スタ特別講座”をぜひロンドンで開催できないかと企画していたのです。


ただ、その前に私も美スタ講座を受講してみたいとは思っていました。どんな講座なんだろう!?、一生徒として興味がありまして。ただ通学講座は普段ロンドン在住の私には日程が合わず。


そんな中、コロナの影響で美スタ講座もついにオンラインがスタート!

ようやく美スタ受講生になることができました!それと共に事務局のお手伝いもさせて頂くことになったのでした。



3)講座の内容と私が感じたこと。


カリキュラムは簡単に言うと、以下の5つに分かれています。


1. 好みを知るワーク/空間を作るコンセプトワーク

2. 間取りと家具の配置

3. 照明

4. 色、壁紙、カーテン、内装材

5. フィニシングタッチ(装飾の手法)/ 独自スタイルの完成

こうやって並ぶと、きっと皆さん興味のあるキーワードがいくつかあるはず!

もしかしたら、装飾の話だけ聞きたい!とか部分的なところから入りたい方もいるかもしれません。


でも、実はこの順番が大切なのです!




1. 好みを知るワーク/空間を作るコンセプトワーク


”今度新居に引っ越すので、素敵なインテリアにしたい”と思う時、”家具はカーテンは、どうしよう?”なんて思いませんか?


やはり目に見える部分だから、そこから入りがちですが、実はその前にすべき大切なことがあるのです。


“素敵なインテリア”がどういうものかは、人によりますよね。

AさんとBさんで好みも違うし求めるものも違う。

だからこそ、まずは“自分の好きを知る”ことが一番大切!なのです。




2. 間取りと家具の配置


空間をおしゃれに見せて居心地良くするには、家具の配置が重要です。


家具の配置がなぜ??なんて思われるかもしれませんが、その謎解きは講座にて!


講座では、家具配置のコツを実習を交えて教わります。

目からウロコの技も教えて頂き、家具の配置だけでインテリアがこんなに変わってびっくり!

受講生からも多くの驚きの声が上がっていました。



下の写真は講座で使われる間取り例です。日本のマンションで多く見る間取りを使っての演習なので、日本の家に応用しやすいですね。




3. 照明


家具配置を整えたら、次は照明です。照明は天井についているものだけではありません。

お部屋を素敵に見せ、使いやすくするには照明もまたとても重要です。


講座では、最初にどのような照明があるのか、そしてどのように照明を配置するか(照明計画)の考え方を学びます。そしてリビングルームとベッドルームを例に実際に考えてみます。


講座が終わったらさっそくお部屋の照明を工夫してみたくなりますね。見慣れたお部屋が素敵に見えて、驚きの発見があります!



4. 色、壁紙、カーテン、内装材


インテリアとつながりの深い色や素材。

面積が広く、インテリアへの影響が大きいので選ぶのも難しいですね。ここは失敗したくないところです。


講座では、理論を学んでから、カラーカードを使ってのワークをしました。 本当にいろいろ(笑)できるんです!他の受講生の組み合わせからも学ぶこともあり、楽しいですね。


それと、インテリアでの色の活かし方も教わります。

美空間には壁の見せ方が重要です。豊富な海外事例を元に、奥深いお話を伺いました。

インテリアの先進国イギリスと日本、それぞれの事情が聞けるのが、”英国流の美スタ講座ならでは”だと思いました。


何となく白い壁、カーテンは生地を選ぶだけ、ではないんです。

色や素材選びは難しく思えますが、基本を知ればとっても楽しくなりますよ!


個性的なベッドルーム施工例(美空間スタイリスト養成講座)



5. フィニシングタッチ(装飾の手法)/ 独自スタイルの完成


いよいよインテリアの仕上げ、個性や彩りを添える部分ですね。


素敵なお洋服に似合うアクセサリー、靴、バッグを選ぶような感じでしょうか。

上手にコーディネートされてこそ、互いの良さも引き立ちますよね。

講座では、海外の素敵なフィニッシングタッチの実例解説もありました。なぜ素敵なのか、講座で解説してもらえるのは観る眼も養えて嬉しいです。様々なインテリアを身近に感じることもできます。

それと、おしゃれなインテリアに欠かせないアートについてのお話もありました。知らなかったアートの奥深い話。アートを観る眼が変わりますね。


個性を出して”我が家”らしくするのに欠かせないフィニッシングタッチ。自分や家族の思い出の品を素敵に飾って、オリジナルのインテリアにしたいですね!

講座の仕上げは、各自のムードボードの発表です。

講座の最初にした“好きを知るワーク”をさらに発展させて、

“目指すインテリアの方向性”を表現したコラージュを作ります。


”素敵なインテリア”と一言で言っても、参加者の数だけイメージが違います。だからこそこうしてビジュアルで表現することが大切なんですね。


私のムードボードはこんな感じ。

ちょうど引越を考えているので、新しい家のリビングルームをイメージして作りました。

作っていると多くの気付きを得られて、とても楽しいです。


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ムードボード



今回は2人の先生からコメントやアドバイスを頂けるので、参考になりました。

また他の受講生の方の作品もそれぞれ個性があり、とても楽しく参考になりました。


週1回90分の10回講座でしたが、毎回内容が盛りだくさんで楽しく、あっという間に時間が過ぎていきました。

もう終わってしまったのが寂しいくらいです。





4)講座全体を振り返って


実際に受講して、改めて美スタ講座の構成の上手さと、充実の内容に感動した私です。


インテリアを学ぶというと、選択肢は多くない気がします。


”インテリアデザイナー養成講座”というようなプロ養成目的だと、体系的に学べてとても勉強になりますが、お客様へのインテリアづくりが目的なので、製図や法規なども必要になります。


一般向けだと、”装飾”など、美スタ講座を部分的に切り取ったような内容になってしまい、それだと効果は出づらい気もするのです。


その点、美スタはバランスが良く、無駄がない。

あくまで “上質空間を創るノウハウ” に特化していると思いました。


インテリアの創り方の本質とコツ(セオリー)を習うので、わかりやすく具体的!


また素敵な海外事例を分析して、日本に取り入れられるように説明してもらえるのも、”英国流”の美スタならでは、だと思いました。これって、意外とありそうでないのです。

素敵な海外インテリアを日本で実現させるには、この”翻訳的”部分が不可欠だと思います。日本をベースにしつつ、英国で学ばれた講師陣ならでは、だと思いました。



素敵なインテリアを創るには、様々な要素が絡んでいます。

だからこそ、セオリーを習い、正しい順番でインテリアを考える


講座が終わったら、すぐに自宅に取り入れられるのがいいですね。

誰でも楽しく素敵なインテリアづくりができると思うのです。



言わば、”私の、私による、私のためのインテリア作り” 

やはり自宅のインテリアは自分で考えたい!!という方の強力なサポートになる講座だと思います。


私自身は普段はお客様の家のことばかりだったのですが、この講座を通して、改めて楽しく我が家のインテリアを考えました。


インテリアを考えるって楽しいですね!毎日、より幸せを感じられるために、工夫していきたいと思います。



英国流インテリアデザイン塾 美空間スタイリスト養成講座のサイトは、こちらです。




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こんにちは!齊藤洋子です。

ロンドン在住のインテリアデザイナーです。

仕事、旅の思い出、海外生活の様子を綴っています。

趣味:

街歩き、お屋敷巡り、歴史探索、インテリア、アート、アンティーク、工芸品を見ること。 

座右の銘:

一期一会、温故知新、七転び八起き

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