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刑務所発?! デザインの力で人生を変える。インテリア展示会2 Decorex

今回も9月末に行ったインテリア展示会のご紹介ですが、その中で出会った感動したものを紹介したいと思います。

ちなみに展示会は、ラグジュアリーなハイエンドブランドが多く集まるプロ向け展示会、デコレックスです。


ベッドルームのデザインで、ちょっと風変わりな?デザインですよね。ロンドンではこのような個性的なものも人気が高く、デザインホテルなどで見かけます。個人的には大好きです。なので、足を止めました。

ポイントは、この写真の右の方、「HANDMADE IN PRISON」?!

何とこの会社(Fine Cell Work)はデザイナーがデザインしたものを、刑務所の服役員に技術訓練を行い、作っているのです。


アイテムに付いている小さなタグには、作った人の名前が入っています。

この会社は、刑務所の服役員に刺繍の技術を教えることで、出所後の自立した生活のためのスキル、自尊心、努力することを伝え、再犯を減らそうとしているのです。

また刺繍の元となるデザインは、ロンドンでもホテルデザイン等を手がける人気の高いデザイナー達を起用することで高いデザイン性を保ち、こうしてトレンド発信の展示会にあっても全く違和感がないものなのです。

話を聞いたブースの方は、実際に刑務所を訪ねた時の様子も話してくれました。

「刑務所を出た人の中には、社会復帰をしようにも合うスキルがなかったりと現実的には職に就くのが難しいこともあり、また人生においての達成感や自尊心が低い場合もある。出所しても仕事も行く宛も無く、生活もままならず、自暴自棄になり再犯を繰り返すことも多い。その連鎖を断ち切るために活動しているのよ」と。

最初はそのデザインが私好みだったので足を止めたのですが、その活動の奥深さにとても感動しました。

食べ物においては、生産者の顔が見える、というのは増えてきていますが、インテリアやファッションにおいてはまだ見た目や価格が優先されたりして、どこでどう誰によって作れたかなどは重要視されていないところも多い気がします。そこが見えることでデザインに見た目以上の価値が付くことでしょう。

まさしく、デザインによって人生を変える。大げさかもしれませんが、そう思いました。

この展示会は、他にもラグジュアリーでハイエンドなプロ向けのブランドが多く出展しています。

ちょっとだけご紹介。

ラグジュアリーと言っても、いかにも!というような重々しさはあまりなく、エレガントな感じです。

職人の手仕事や細部へのこだわりが見られるものが多く、素材感もやわらかく心地よいものが多いのです。

会場はロンドン郊外にあるサイオンパークという公園内です。ここはロバートアダムがデザインしたサイオンハウスも近くにあるので、時間が空いたらこちらの見学もおすすめです!(デコレックス参加者は入場料も割引らしいです。)

(Source: http://www.syonpark.co.uk)

ラグジュアリーな展示品なのに(?だから?)入口にはひつじちゃん。

(何となく手入れの行き届いた、毛並み良い?ひつじたちだった気がします。)

ラグジュアリーな会場を抜けると、裏手にはのどかなピクニックエリア。

会場内とのコントラストが何とも面白い!

お金持ちほど都会の喧噪を離れて田舎に行くイギリス。これが実はイギリス流ラグジュアリーかもしれません。青空が見えれば尚のこと!

知名度としては高くない展示会ですが、見所満載の何とも面白い展示会で、個人的にはとてもおすすめです!

こんにちは!齊藤洋子です。

ロンドン在住のインテリアデザイナーです。

仕事、旅の思い出、海外生活の様子を綴っています。

趣味:

街歩き、お屋敷巡り、歴史探索、インテリア、アート、アンティーク、工芸品を見ること。 

座右の銘:

一期一会、温故知新、七転び八起き

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