2018年の感謝&2019年の抱負
あけましておめでとうございます!
と、早いものでもう今年も1週間経ち、日本での新年ムードもそろそろ落ち着いている頃でしょうか。
こちらイギリスではクリスマスが終わると一気に静かになってしまいます。新年は日本のようなお正月感はなくて、1月2日からは一般には仕事も始まり、単なる平日という感じでした。笑
さて、新年というと、抱負を掲げたくなりますね。
いつの間にか始まって、あっという間に駆け抜けて行ったような2018年ですが、去年も年初に新年の抱負を書いていました。
常に意識していたこの目標。振り返れば、その足掛かりは築けてきたように思います。
去年の年初の記事 → ”心機一転、特別なお正月を迎えて思うこと”
2018年の目標は2つありました。
まだ道半ばというところもあるので、2019年も引き続き同じ目標を意識していきたいと思います。
1つは、今までのご縁を深めて、さらに発展させて行くこと。
好きな言葉を一つあげるとしたら、”一期一会”です。いつも一つ一つのご縁を大切にするように心がけています。
2018年はいろんな方とのご縁に恵まれる中で、ロンドンベースの日本人インテリアデザイナーとしての私の特徴?を生かしてのお仕事のお話も頂けるようになりました。例えばそれは日本のプロジェクトのお手伝いだったり、日本らしいデザインを生かしたロンドンでのリノベーションだったり。
はるばる日本から来た欄間を使っての造作家具デザインもありました。
ブログ記事:イギリスに来た欄間の物語
ご縁が形になり、そして自分の経験や今の状況を生かした仕事ができるというのは、念願叶ってのとても嬉しい出来事です。
これからもご縁に感謝しつつ、今あるチャンスを確実に生かし、さらに発展させて行けるように頑張りたいと思います!
2つめは、イギリス生活を充実させつつ、学びを深める。
2018年も同じ目標を持ち、大好きな建物&庭園、美術館などを中心にいろいろな場所を尋ねました。
せっかくならば、テーマを決めてそれを深めることもしたかったので、2018年は、”ウィリアムモリス”をテーマに、彼のゆかりの場所も多く尋ねました。
(写真はウィリアムモリスギャラリーにて)
モリスが子供時代を過ごした家から、ケルムスコットマナーでの彼のお墓参りまで。この旅で見たものは新しい興味になり、モリスが影響を受けた人々や文化についてもっと知りたくなりました。これからもさらに深めていきたいと思っています。
その他、ナショナルギャラリーのモネの展示会に影響を受けて、ノルマンディーの旅にも行きました。
(イギリス生活、とはちょっと違うんですが。。笑)
そう言えば、日本から来る友人からツアーをして欲しいと頼まれることもあり、私のオススメの場所やコースを案内したこともありました。せっかくなら充実の時間を過ごして欲しい!とそのためにいろいろ調べたり準備したりも大変ながら楽しい時間です。謝礼まで頂いてしまい有難い限りです。。実は学生時代にツアーコンダクターになりたいなぁと思っていたこともある私。細々ながらいつかの夢も叶えています。
人に伝えることで、自分の学びもより深くなるので、この”テーマのあるマイツアー”は、これからも続けていきたいと思います。
さて、イギリス大満喫の2018年で日本に戻ったのは11月の一度だけでした。2018年初めに実家が新居に移っての初めての帰国でした。
(工事終了直後の写真)
初めて帰る実家(変な表現ですが)、に自分はどう感じるんだろうと不安でした。慣れ親しんだ場所がなくなって寂しい気分があったのです。。
でも、そんな思いも家に着いたらなくなりました。家族全員でいろいろ考えて作った家は、思った以上に居心地がよく両親も楽しく快適に暮らしているのです。それは何よりの喜びでした。
家づくりは”工事が終わったら完成”ではなく、それからの住まいづくりのスタートだと改めて実感しました。この家づくりは、デザイナーとして、そして施主家族として、私に多くの気づきと学びをもたらしてくれて、それは今も続いています。
そんな地球の裏側からの住まいづくりの経験が生かせてか、2018年は日本での住まいづくりの話をさせて頂いたり、インテリアについてのコラムを書かせて頂けたりと、ご縁に恵まれて素晴らしい機会を頂けました。
”書いたり話したり”は好きなので、これからも腕を磨きつつ、同時にアウトプットを意識した学びも深めていきたいと思っています。
振り返れば本当に多くの素晴らしい出会いに恵まれ、支えられて今の自分があるのだと思います。
全ての出会いに感謝しつつ、2019年の最後に実り多い年だったと笑顔で振り返れるように、少しずつ確実に進んでいきたいと思います。どうかご指導の程よろしくお願いいたします。
皆様におかれましても、ご健康で幸多い一年になりますようにお祈り申し上げます。
齊藤 洋子