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ARTがなければHOMEではない?!Affordable Art Fair @ Battersea Park

3月7~10日までロンドンのバタシーパークで開催されていた、Affordable Art Fair(アフォーダブル アートフェア) に行って来ました。

インテリアにも合いそうな絵が多く、いろんなギャラリーの絵が一度に見られるので、毎回とても楽しみなフェアです。

”こんなに楽しかったかしら?”といつになく大満喫したのですが、気になった素敵なアート作品とともに、フェアの様子を紹介したいと思います。

会場内はイギリスを中心に、ヨーロッパ、アメリカ、アジアからの100以上のアートギャラリーが一つ屋根の下に集まっています。

このフェアはその名前の通りアフォーダブル(手の届く価格)な絵として、£6000(約100万円相当)以下の作品が集められていますが、個人的な感覚としては多いのは£2000-4000(約30-60万円)くらいの作品で、£500 の以下のものもたくさんあります。その場で買って持ち帰る人も多く、そのため展示品も少しずつ変わっていき、それもまた楽しいです。

さて今回一番心掴まれてしまったアートはこちら!

何とも言えない佇まいに、目を奪われました。笑

思わず笑顔になる1枚。(写真をクリックすると、ギャラリーのページにジャンプします。)

同じギャラリーにあった、別のアーティストの作品です。見るだけで清々しい気持ちになれますね!

この作品は、落ち着きのあるシックなインテリアに合いそうですね。

何となく和の趣を感じて親しみを感じます。筆遣いの力強さや、構図のダイナミズムも魅力的です。

最近人気急上昇のアーティストで、絵の価格も上昇中だとギャラリーの方が教えてくれました。

次はスウェーデンのギャラリーから。

大胆な色使いとコントラストが素敵です。

ガラスやメタルが光る、白くモダンなインテリアに使いたいなぁ。

2枚の写真は、イタリアのアーティストの作品。澄んだ空気感がとても美しい作品。

この作品をつける壁は何色にしようかなぁ。。どんなインテリアに合わせるかばかり考えてしまいます。笑

こちらは、オランダのギャラリーからの作品。

オランダが世界的な影響力を持っていた17世紀の黄金時代の絵画からインスピレーションを得ていて、花の一つ一つは個別に写真撮影されてからデジタルで加工されたとのこと。立体感のある作品で、まるで実際にあるかのよう。

これを飾るなら、玄関から見える廊下の突き当たりかなぁ。家族やゲストを素敵に出迎えてくれそうです。

素敵なアートにたくさん出会えるフェア。

”どのようなアートか” ももちろん気になりますが、

さらに私が気になったのは ”どのようにアートが飾られているか” ということです。

ある壁面にこんなディスプレイがありました。

デザイン業界向けに流行色情報を提供するパントーン社からアナウンスされた今年の流行色のコーラルをテーマに、複数のギャラリーからの作品が集まっています。

コーラルは海中に広がるサンゴの色。活気があって私も大好きな色です。(オーシャン洋子だからかなぁ。笑)

見ているだけで明るく楽しい気分になれますね♪

アートが壁面に着く場合、壁面の色がアート選びに大きく影響するのが良くわかります。

次に見つけたのは、背後の柄との組み合わせが素敵なアート。

アートの背後は額のようですね。いい組み合わせだと違いが引き立ちます。

そして、下の作品を素敵だなぁと思って眺めていた時のことです。

ギャラリーの方が光の当たり具合で見え方が変わるから、と動かしてくれました。

1枚目はスポットライトが当たっている時、2枚目は当たっていない時です。

スポットライトの光から外れると、見え方が変わりますね!

背景の色もアートに影響しますが、光の有無も大きく影響します。

壁面が空っぽだからとアートを足すのも、もちろんいいと思います。

ただ、もし新築やリノベーションでこれから空間を作るのであれば、最初からアートの存在も意識して、壁の色やアートを照らす照明を工夫するのがいいかと思うのです。

私も時々アートの選び方や飾り方でお客様からアドバイスを求められることがあります。

でも、すでに他が出来上がってしまっていると、せっかく好きなアートを見つけてもインテリアに合わせづらい場合もあります。

アートは後で。。(だじゃれ?笑)と決めつけずに、ぜひ最初からインテリアの仲間に入れられるといいですね。

その方がより素敵にコーディネートされた自分らしいおしゃれなインテリアが作れます。

アートのための家!だっていいですよね。余談になりますが、以前ロンドン郊外キングストンにある、Stanley Picker Houseというところに行きましたが、ここはまさしく”アートと暮らす家”!

とてもインスピレーショナルなインテリアでした。

会場内には、こんなワークショップのスペースもありました。

Art for Kids (and young at heart)  

子供向けアート、心が若い人も大歓迎!というお茶目なお誘いに、老若男女が同じテーブルで絵を描くのを楽しんでいました。

アートを楽しむのに、何の制限もないのです。

余談ですが、いつか見た言葉に、”青春とは年齢ではなく心の在り方” とありました。

難しいことは考えずに、まずは楽しむ!そんな和やかな雰囲気がこのフェアには溢れています。

会場中央には、こんなバーカウンターも!

疲れたら、いえいえ疲れてなくても、ここで一杯♪

グラス片手に、アート鑑賞は続きます。

平日午後に行きましたが、赤ちゃん連れ、子供連れ、犬連れ(猫連れはいませんが笑)も大歓迎!

の何とも楽しいフェア。アートはみんなのものなのです。

ピンク色の壁が目を引くのは、別の休憩所。

ソファやアームチェアがあり、まるで家のリビングのよう。腰を下ろしてくつろげます。

”アートのあるところがHome” とメッセージ。まるで、Homeになるにはアートが不可欠、と言わんばかりです。

家は城、と言われるイギリス。こだわりのインテリアにはアートは不可欠なのでしょうね。

こんな風に子供の頃から楽しくアートに親しんで、自分の好きなアートと共に暮らしていたら、感性も自然と磨かれる気がします。

アートとは壁にある絵だけではありません。

個人的には、心を動かし、ときめかせるエネルギーがあれば、家具やオブジェもアートだと思うのです。

アートとの出会いはとても楽しいですね。わくわくしたり、どきどきしたり。まるで恋のよう。。笑

お気に入りのアートからは前向きなエネルギーをもらえると思うのです。そんなアートとの暮らし、素敵です!

忙し過ぎると何も楽しめないように、アートを楽しむにも心のゆとりが大切なのだと思います。

忙しい時ほど、5秒立ち止まってアートと向かい合う。たった5秒でも少しはリフレッシュできそうです。

そんなアートのあるインテリアを創りたいと思うと共に、

もっと言えば、住まい手を幸せにする ”アートのようなインテリア” を創れるようになりたいなぁ。。

これからも頑張ります!

こんにちは!齊藤洋子です。

ロンドン在住のインテリアデザイナーです。

仕事、旅の思い出、海外生活の様子を綴っています。

趣味:

街歩き、お屋敷巡り、歴史探索、インテリア、アート、アンティーク、工芸品を見ること。 

座右の銘:

一期一会、温故知新、七転び八起き

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