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今すぐ&賃貸でもできる!インテリア改善のヒント



2020年10月17日(土)に、ロンドンの日本クラブ主催のインテリアセミナーにて、お話をさせて頂きました。

テーマは、”今すぐ&賃貸でもできる!インテリア改善のヒント”です。


日本クラブはロンドンにある日本企業が多く所属し、会員の生活のサポートを主に行なっている団体です。会員の方は駐在員とそのご家族が多いですが、その他の永住者も多くいらっしゃいます。会員は日本クラブ主催イベントに参加できたり、様々な場所で割引特典があり、私も会員になって以来大活用させて頂いています。


2018年に始まったインテリアセミナーの目指すものは、”インテリアでイギリス生活を10倍楽しむ!” です。

今まで日本クラブ会場にて4回開催されましたが、今年のコロナ渦により初のオンライン開催となりました。


今回は過去最多の50名以上の方にご参加頂き、とても嬉しく思います。

ご参加の皆様、そして貴重な機会をくださった日本クラブ様にこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。




ここでは、今回のセミナー内容を振り返りつつ、お話のポイントをお伝えします。


今回はゲストスピーカーのMさんにご参加頂き、対話形式で進めました。

(楽しく!お話するつもりでしたが、かなり緊張しました。。笑)


Mさんとのご縁は、日本クラブで開催されたセミナー2回目にご参加頂いたことでした。

その後、私が開催したインテリアセミナーやツアーにもお越し頂き、最近では私が事務局スタッフをしている「美空間スタイリスト養成講座」もご受講されたりと、小さなお子様の子育てでお忙しいながら、「イギリスでインテリアを楽しむ!」を実践されていらっしゃる、とても意欲的な方です。



そんなMさんの現在のご自宅は、家具付き賃貸。

イギリスの賃貸物件は家具付きが多いですが、その内容は大家さんによります。好きなインテリアだとラッキーですが、そうでないことも多々あります。


”家具が自分の好みでない”

”いつまでロンドンにいるのかわからず、賃貸のお部屋に何ができるのか” 


そんなMさんのお悩みに対して、インテリア改善のコツをご紹介することにしました。

当日使用したスライドを部分的に使いながら、これから話のポイントをご紹介します。






今回のテーマ






最初にこれに悩まれる方が多いです。





そんな時に役立つのがこちらのムードボード。



こちらはMさんが作成したもの。「好き」を集めたボードです。


具体的にこのアイテムが入る、というものではなく、


色や雰囲気など、目指すインテリアの全体的な方向性を表すもので、

今後のインテリア作りを考える上での軸となります。




インテリアを表現する言葉で、よく○○風インテリア、○○スタイルという言葉を聞きますね。

でも、言葉を聞いて思い浮かべるイメージは人それぞれ違います。


例えば上のムードボードは○○スタイルのカテゴリーにはまらないですよね。


特に”コーディネートされたインテリア”を作りたい場合は、

目指すインテリアをイメージでしっかりと把握すること、が重要です。





そして、自分のインテリアへの要望をまとめて、それに対し解決策を考えます。





全体の方向性が決まったところで、早速具体的に見て行きましょう。



解決策1)あるものを生かして、部屋をより良く見せる。



今回は2つのコツをご紹介します。



1)フォーカルポイントで見せ場を作る。

2)照明の多灯使いで雰囲気を出す。



解説していきますね!



1)フォーカルポイントで見せ場を作る。



セミナー中にはビフォーアフター写真でご紹介しましたが、今回は私の過去の施工例を用いて、そのポイントをご紹介します。


フラットの模様替えのお仕事でしたが、”癒されるジャングル” がテーマでした。



フォーカルポイントとして、

入口から見た時によく見える壁面を意識します。


フォーカルポイントとはお部屋に入って最初に見える、言わば”見せ場”。


下の写真はお部屋の入口から撮った1枚。正面は壁面ではなくコーナーですが、考え方は同じです。

お部屋に入って最初に見えるもの、を意識しましょう。


もしここに何もなかったら、、もしくは物で溢れた本棚でもあったら、どう見えるでしょう。

こちらの方がすっきり、おしゃれに見えますね。


アートはフォーカルポイントを飾るのにとても良いアイテムです。

それと、下の例では左手壁面のソファ背面に、アクセント壁紙として葉っぱ柄の壁紙を使っています。

目立つ壁面に素敵な壁紙を貼るのも、アートと同じように効果があります。






2)照明の多灯使いで雰囲気を出す。


上の写真では、天井からのペンダントライトの他に、テーブルランプという小さなランプが正面にあります。

ソファの横に置かれるサイドテーブル、の上にあるので「テーブルランプ」です。

コンセントでつないで使えるので、好きな場所に置けて、インテリアを素敵に演出する効果絶大です。



低い位置にある照明はくつろぎの明かりになります。


ホテルの照明を思いだすと、天井に煌々と灯りがあることはなく、ベッドサイドのテーブルランプ等で必要な場所に灯りを取っていることが多いですね。


このソファ横のテーブルランプは読書の際に手元も照らせるので便利です。

それとキャンドルも安らぎの雰囲気を作るのに効果的ですね。


こちらのご自宅でのホームパーティーにもお呼ばれしましたが、このテーブルランプとキャンドルでとても寛げます。照明の効果は大きいと実感しました。






解決策2)

今後も使えるものを加えて、目指すインテリア(ムードボード)に近づける。



まずはあるものを生かして空間をより良くしましたが、やはりそれだけでは限界があります。


特にMさんが気になったのは、お部屋で大きな面積を占めるカーテン。


Mさんのお好きな色合いはムードボードにも表れているようにブルーですが、そのカーテンは赤系なのです。正面に見えて面積も大きいカーテン、インテリアが赤の雰囲気になってしまいます。


賃貸に住んでいる場合、その家のためにオーダーカーテンを作る、というのは敷居が高いように思えます。

住む期間が限られている場合は尚更です。


でも、カーテンは再加工が可能な場合もあります。お洋服もリメイクが可能なのと同じです。

もちろんサイズやその時の生地の状態にもよりますが、活用方法を工夫すると無駄にはならないのです。


であれば、変えてみたい!とMさん。



ここでは、面積も大きくお部屋の印象を大きく左右するカーテンの他、いくつか合いそうなアイテムを以下のように選びました。


その際に活用するのが、先に出したムードボードです、迷ったら何度も立ち返るデザインの軸、なのです。






ここからエッセンスを読み取り、その上でアイテムを探します。



ブルー&イエローの色合い

シンプルだけど上質

優しい感じの光



そうして選ばれたのが、これらのアイテムです。

私自身イギリスのインテリアを多く見る中で、素敵なものが多いと感じたアイテム達でもあります。




カーテン

お馴染みのアイテムですが、やはり生地や色柄の種類が豊富です。ウィンドートリートメントと呼ばれる窓の装飾なので、スタイルが豊富なのもイギリスインテリアの特徴です。


クッション

ソファに欠かせないアクセサリー。ソファ自体は無難な色でも、クッションで色を添えるとおしゃれに見えます。空間のアクセントとして色を加えたり、カーテンと同じ生地で作っても素敵ですね。(先程のジャングルインテリアのクッションもぜひご参照下さい。全体のコーディネートを意識して選んであります)



サイドテーブル

ソファの横に置かれるので、サイドテーブル。コーヒーテーブルが無い場合でも、このサイドテーブルがあるとソファに座った際に飲み物を置けたりして便利です。この上にテーブルランプを置くこともできますね。


テーブルランプ

照明として機能するのはもちろんのこと、効果絶大なインテリアのアクセサリー。お部屋の雰囲気がとてもおしゃれになります。イギリスではベース(台)とランプシェードそれぞれに種類が豊富で、その組み合わせはほぼ無限大です。(これより背が高いのは床に直接置くのでフロアランプと呼ばれます。)


ラグ

部分敷のカーペットです。カーテンと同じくらい存在感があります。お部屋がフローリングでもラグがあると、足元が温かいです。ソファの前にあると”くつろぎの場所”という感じが出ます。イギリスの生活だと床座はあまりないですが、ラグがあると日本人はやはりラグの上でゴロゴロ。(笑)気づけばホームパーティーの際にはテーブルを囲んで床座になったりします。先程のジャングルインテリアでもまさしくそうでした。


アームチェア

1人掛けのソファです。イギリスではデザインも豊富です。また張地(アポストリー)は生地を選べます。ここではテーマカラーのブルー&イエローの柄が入ったものを入れました。ソファやカーテンはシンプルに無地でも、このアームチェアで色や柄を入れると空間にメリハリが出ます。



アート

おしゃれな壁面の必需品。賃貸だとペイントや壁紙を貼るのはさすがに無理、でも白い壁紙そのままで我慢する必要はありません。ロンドンでは多くのアートフェアもありますので、そこで自分の好きなアートを見つけるのもいいですね。(アートをかけるには釘で留めないといけませんが、その穴は補修できますので、大家さんに聞いてみてください)




上のアイテムはMさんのインテリアに合わせて選んでありますが、先程のジャングルインテリアでも同じように使われています。もう一度出しますね。各アイテムに注目して見ると、先程と違ってみえるかもしれません。(ここではカーテンの代わりに木製ブラインドでナチュナルな感じを出しています。ブラインドのテープがグリーンなのが隠し技です。)








最後になりますが、素敵なインテリアを作る順番をご紹介します。

今まで見て頂いたのがその順番になりますが、チャートにまとめました。


これは、私が仕事でインテリアデザインを考える際にも使う手順です。(実際はもっと複雑ですが、お客様とお話しながら進めていきます)



この順番で進めるのが、素敵なインテリア作りを無駄なく成功させる秘訣です。



以上、簡単になりますが、セミナーでお話した内容をご紹介しました。

多少なりともご参考になれば幸いです。



終了後のアンケートでも、多くのご満足のご意見を頂けて大変嬉しく思います。

皆様ご丁寧にご記入下さり、1文ずつしっかりと拝読しました。とても勉強になります。




コロナ渦で家で過ごす時間が増えて、ますますインテリアの重要性は高まっています。

インテリアが良くなると毎日がもっと幸せになります。これは経験上私が今までのお客様を見ていても思うことです。



「家は城」と言われるイギリスには、個性的で素敵なインテリアがたくさんあります。幸せになれるインテリアも、それぞれの方によって違います。

ぜひイギリスの暮らしの中で、自分の心の声に耳を傾けながら、好きなインテリアを探してみてください。

皆様の暮らしがインテリアでますます楽しくなることを願っております。



そして、これからもそんなインテリアの魅力を伝えられるように、私も頑張っていきたいと思います。





ご参考までに)


”癒されるジャングル” がテーマのフラットの模様替えの詳細は、こちらをご参照下さい。

完成までの流れもご紹介しています。


Mさんが受講された”美空間スタイリスト養成講座” (サイトはこちら

私も受講しました。その記録はこちらです。講座内容や私が作ったムードボードもご紹介しています。






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こんにちは!齊藤洋子です。

ロンドン在住のインテリアデザイナーです。

仕事、旅の思い出、海外生活の様子を綴っています。

趣味:

街歩き、お屋敷巡り、歴史探索、インテリア、アート、アンティーク、工芸品を見ること。 

座右の銘:

一期一会、温故知新、七転び八起き

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