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ミラノの思い出2

前回に引き続き、先週行って来たばかりのミラノの思い出です。

前回の記事はこちら

ミラノサローネ本会場でも多くを得ましたが、会場の外でも素晴らしい出会いがたくさんありました。

知り合いの方に連れて行って頂いたプラダファンデーション。

入口にはオープン前から人が集まっています。

やはりアイロンワークに目が行きます。

蒸留所跡地の工場を使ったアートギャラリー。その時により異なる展示をしています。

初めて行ったのですが、どこから見ても素晴らしく、

緻密で細部まで深く考え抜かれた建物のデザインには、思わず見とれるばかりです。

すぐ真後ろでは別館なのか工事が進行中。クレーンの真下を歩いているように感じる程、近い。

この庇(?)は閉じるとシャッターにもなる。

盲人用のマーク。ここだけなのかはわかりませんが、その存在に気付かないくらいにさりげない。

プラダというブランドの価値観と展示内容につながりがあるのかはわかりませんが、展示内容は抽象的なもので、ブランド自体には全く触れていません。

見方により考えさせられることが多い展示で、空気中に漂うものを感じるような感覚で、ミラノサローネの展示とはまた違う面白さがありました。個人的にはこういった抽象的なアートギャラリーは大好きなので、素晴らしい場所に連れて行って頂けて本当に嬉しいです。

それと、最後になりますが、こちらのTUTUMU Exhibitionでも多くの素敵な出会いがありました。

日本人アーティストとデザイナーの方々による作品が展示されています。

このミラノの地において、数々の日本の美が感じられる作品たちとの出会いです。

繊細さとぬくもり溢れる美は、日本ならではだと思うのです。

ちょうど私が訪ねた日は夜にイベントもあるということで、そちらにも伺いました。

音楽に合わせて即興で絵を描くというパフォーマンスに、バンド演奏&日本舞踊という、意外かつ、それでいて素晴らしいコラボレーションを拝見することができました。

音楽に合わせて描いている途中。下絵も全くないのに素晴らしい筆の運び。

こんなに素晴らしい絵になりました!

そして目の前で書かれる、力強い書道の文字。

それは「絆」という文字であり、先程訪ねた展示会場には「一期一会」と書かれた作品もありました。

「一期一会」は私も大好きな言葉です。

来る前に期待していた以上に、多くの素晴らしい出会いに溢れたミラノでの日々。

まさしく全てが「一期一会」でした。心から感謝したいと思います!

旅に出るといつも最後に感じる大好きな瞬間があります。

特にあまり土地勘のなかった場所において。

来る前は地図を広げた時に、どこが何かあまりわかりません。まっさらな地図に知らない地名がたくさん並んでいます。

私は地図上にいろいろとマークを着けるので、旅の最後には書き込みが増えます。

1週間前まで知らなかったたくさんの地名が、最後は思い出溢れる場所の数々になる。

地名を見る度に思い出が蘇って、「知らなかった街から思い出溢れる街」になる感覚が、何とも言えず大好きです。

これからもぜひこの時期のミラノには戻ってきて、思い出を重ねたいと思いました。

こんにちは!齊藤洋子です。

ロンドン在住のインテリアデザイナーです。

仕事、旅の思い出、海外生活の様子を綴っています。

趣味:

街歩き、お屋敷巡り、歴史探索、インテリア、アート、アンティーク、工芸品を見ること。 

座右の銘:

一期一会、温故知新、七転び八起き

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