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2019春夏のイギリスおでかけ記


早くも8月も終わりですね。イギリスにいると8月は涼しい日すらあり、すでに秋の香りを感じます。

終わりゆく夏を振り返りつつ、思い出を綴りたいと思います。


私にとって、春夏のイギリスの楽しみ方はお屋敷巡りです。

これはイギリスに住み始めた頃から興味本位でスタートしました。


元々インテリアが好きで、建物を見るのは大好き。

イギリス探検のつもりで近くの行きやすいところから訪ね始めました。


何もわからなくても行き続けているうちに、だんだんとイギリスの歴史が身近になってきます。

またインテリアデザイン史の教科書で習ったものが実際に見られるのも、とても嬉しいです。


それで益々楽しくなり、、、今に至ります。

行けば行くほどたくさんのお屋敷があり、知るべきことがあることに気づき、その魅力にすっかりはまっているのでした。これからも続けていきたいと思います。


気づけば遠方に足を伸ばすことも増えました。


郊外のお屋敷には素敵な庭園もセットです。春、夏、秋とそれぞれの季節で楽しめます。お屋敷を見た後に庭園を見ながらピクニックも楽しめます。特に5、6月はバラがあるところは最高ですね。



写真は私の大好きな庭園、モティスフォントアビーガーデン (Mottisfont Abbey Garden)

壁に囲まれたウォールド ローズガーデン(Walled Rose Garden)では、立ち込めるバラの香りが楽しめます。





青空がセットだとそれだけで美しく見えます。秋の紅葉で彩られた庭園もまた楽しみです。来年はお庭のことも学んで、さらに楽しみたいです。



さて、前置きが長くなりましたが、今年の春夏に訪ねた場所をご紹介したいと思います。



まず行き先の選び方です。

お屋敷巡りを始めた頃はナショナルトラスト(National Trust)イングリッシュ ヘリテイジ(English Heritage)のメンバーシップを購入していたので、そのガイドブックで気になるところからランダムに回り始めました。でもいろいろ行くと自分の好みも見えてきます。


最近はテーマを決めて回るようになりました。

複数のお屋敷でその時代に共通するものが見えて、より理解が深まり楽しめます。


去年2018年からのテーマは、”ネオクラシシズムとロバートアダム”。

ケンウッドハウスに代表されるロバートアダム建築のエレガントな雰囲気に惹かれたのがきっかけでした。




まずは、ロンドンにあるロバートアダム建築巡りからスタート。


Kenwood House


ケンウッドハウスのライブラリー。



Osteley House



Apsley House





Syon House




各お屋敷にはスタイルの共通点が多いです。


説明を読んでいるうちに気づいたこと。それはグランドツアーでした。当時の貴族子女が学びの最後に行うヨーロッパ大陸への遊学。そこで得たインスピレーションがお屋敷作りに生かされていたり、持ち帰ったものがお屋敷に飾られていることは多いです。


日本でも旅先や海外生活で得たインスピレーションをインテリアに生かしたいというのは良く聞きます。規模は違うものの当時も同じだったんですね。


グランドツアーの人気の訪問先は、イタリア。




多くの人に影響を与えたもののひとつに北イタリアのアンドレーア・パッラーディオの建築(パラディアン建築)があります。さすがに簡単に行けない場所です。ぜひいつかその本物を見たいと願っていたら、、、何とチャンスが来ました。


毎年4月に行っているミラノサローネ。イタリアのミラノ市で開催される世界最大の家具見本市ですが、この期間中北イタリアのアンドレーア・パッラーディオの建築”ヴィラ・ロトンダ”(Villa La Rotonda)訪問を含む日帰り旅に参加することになったのです。





パラディアン様式のお屋敷もイギリスにいくつかあります。


”ネオクラシシズムとロバートアダム”への興味からスタートした今年のテーマは、時代を少し前に広げパラディアン様式への興味にも広がりました。





ロバートアダムより年代は少し前になるチジックハウス。(Chiswick House)西ロンドンにあります。

ヴィラ ロトンダからインスピレシーションを得て作られた建物です。






そして北に行ったついでに立ち寄ったHarewood House(の記事はこちら






そして迎えた2019年4月のイタリア行き。内容盛りだくさんの日帰りツアーだったので、ヴィラロトンダの外観を見るのみになりましたが、実物を見られたことはやはり感動的でした。(その日帰りツアーの様子はこちら


お庭にバラの茎がありました。きっと6月頃に来たら綺麗だろうなぁ。。

またゆっくり来て今度は中に入ろう!と心に密かに決めたのでした。



思うと叶うのでしょうか。

6月に行けることになり、少し早い夏のホリデーとして6月のイタリア行きを計画したのでした。



旅の楽しみは準備から始まっている、といつも思います。

たくさん準備をした方がより楽しめます。



というわけで、イギリス内のパラディアン建築巡りもますます楽しくなりました。



まだ行ったことのなかった、ノーフォーク(Norfolk)のお屋敷へ週末旅。


Holkham




Houghton Hall



この2つは近い距離にあります。

空いている時間が限られているのですが、日曜の午後は両方空いているので、少々駆け足で訪ねました。(移動はもちろん車です。笑)





別の日には、バッキンガムシャー(Backinghamshire)にある2つのお屋敷を回りました。この2つも近いので1日で回れます。



Stowe House


Stowe Houseは、現在は全寮制の学校の校舎としても使われています。

この建物が学び舎とは。。羨ましい限りです。





図書室になっています。


ピアノのあるホールでした。音楽会も行われるのでしょうか。





Claydon House




訪ねたそれぞれのお屋敷についてもっと書けるといいのですが。。それは少しずつ。




さて、訪ねることにお土産がわりに買うようになったガイドブック。

読み込んでまた出直したいところばかりです。





イギリス探検のつもりで始めたお屋敷巡りでしたが、学ぶことがとても多く、特に季節の良い春夏のおでかけがとても楽しみになりました。


お屋敷内の楽しみとしては、もちろん豪華な建築やインテリアです。そして美術館級の家具や絵画が実際に生活と共にある様子で見られます。歴史を超えて残る本物をじっくりと見られるというのは、とても恵まれたことだと思います。


そして、お屋敷を堪能した後は、手入れの行き届いたお庭でのんびりして、中のカフェで一息ついたりしています。


お屋敷で見られるものはもちろん素晴らしいですが、さらに私が好きなのは、お屋敷にまつわる人々やその物語です。歴史って面白いなぁとつくづく感じます。古いけれど、新しい。温故知新とはこういうなのだと実感しています。


また素晴らしいお屋敷が未来に受け継がれて行くには、維持費がかかります。それができずに失われた素晴らしいお屋敷や調度品もたくさんあるのです。


まずは訪ねてその価値を知ること、そしてそこでの素晴らしい体験をぜひ伝えられたらと思います。


知っていたらより楽しめますが、何も知らなくてもまずは行ってみるだけでもいいと思います。

それでも十分素晴らしさは伝わってきて、すると興味が出てきます。歴史を超えて受け継がれた本物の語りかけるメッセージはそこにあると思うのです。



というわけで、次回は北イタリアのアンドレーア・パッラーディオのヴィラを巡る旅をご紹介します。(下線部をクリックするとジャンプします)






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こんにちは!齊藤洋子です。

ロンドン在住のインテリアデザイナーです。

仕事、旅の思い出、海外生活の様子を綴っています。

趣味:

街歩き、お屋敷巡り、歴史探索、インテリア、アート、アンティーク、工芸品を見ること。 

座右の銘:

一期一会、温故知新、七転び八起き

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